よりぬき「アルタンクニュース」118号

 2010.10.28発行の「アルタンクニュース」から(一部文章を削除、加筆などしています)
 最近こんなものを食べました!
 ●「根津のたいやき」(根津)
   パリパリの皮に、あつあつのあん。
 ● 「フクナガフルーツパーラー」(四谷三丁目)いちじくパフェ
  みずみずしくてフレッシュないちじく。
 ●「ハリッツ」(代々木上原)ドーナツ
  ふわふわな丸っこい形にもちもちの食感。
 ●「とんかつ太郎」(新潟)たれカツ丼
  甘いタレがよくしみたやわらかなたれカツ。
 ● 「ひと本石田屋」(上板橋)栗まんじゅう
  ごろごろ1個の栗入り。
 ● 「タカセ」(下板橋)あんぱん
  ぎっしりつまったこしあん。
 どれもまた食べたいものばかりです。
 それにしても、味の記憶ってほんとうに
 言葉だけで言い表すのがむずかしいです。
 でも、もう一度食べたい。と思う動機は
 味はもちろん、食感、色や形の見た目、大きさ、
 五感すべてで感じたことからくるものだと思いました。
 頭をからっぽにして、「快」を感じる食べもの。
 これがもう一度食べたくなる食べものだろうと思います。
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 ファッションデザイナーの皆川明さんのノートに
 「着る人に向かっているか?」
 という言葉が記されていました。
 そしてこう続けて書かれています。
 「その為に原料からデザインが一つにつながっているか?」
 「ミナペルホネン」というブランドのテキスタイルは
 すべてが手書きのスケッチのくりかえしでできているそうです。
 何度も描き直して、素材を練り直して、幾度となく打ち合わせをして。
 そういうふうにできているのがわかります。
 ひとつひとつに物語がある、本当に素敵なテキスタイルだと思います。
 ここで一部のテキスタイルが見られます。
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 五感にはたらきかけるものに共通していることは
 手間ひまがかかっているということかもしれません。
 老舗のお店は最初からそうだったわけではありません。
 食べる人の方を向き続けていたら、
 次第に老舗と呼ばれるようになっていったのだと思います。
 「食べる人の方を向いている」
 そんなお店のおいしい食べものをこれからも
 見つけていけたらいいなあと思っています。
 みなさまのおすすめ、もしよかったら教えてください。