2010.10.28発行の「アルタンクニュース」から(一部文章を削除、加筆などしています)
最近こんなものを食べました!
●「根津のたいやき」(根津)
パリパリの皮に、あつあつのあん。
● 「フクナガフルーツパーラー」(四谷三丁目)いちじくパフェ
みずみずしくてフレッシュないちじく。
●「ハリッツ」(代々木上原)ドーナツ
ふわふわな丸っこい形にもちもちの食感。
●「とんかつ太郎」(新潟)たれカツ丼
甘いタレがよくしみたやわらかなたれカツ。
● 「ひと本石田屋」(上板橋)栗まんじゅう
ごろごろ1個の栗入り。
● 「タカセ」(下板橋)あんぱん
ぎっしりつまったこしあん。
どれもまた食べたいものばかりです。
それにしても、味の記憶ってほんとうに
言葉だけで言い表すのがむずかしいです。
でも、もう一度食べたい。と思う動機は
味はもちろん、食感、色や形の見た目、大きさ、
五感すべてで感じたことからくるものだと思いました。
頭をからっぽにして、「快」を感じる食べもの。
これがもう一度食べたくなる食べものだろうと思います。
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ファッションデザイナーの皆川明さんのノートに
「着る人に向かっているか?」
という言葉が記されていました。
そしてこう続けて書かれています。
「その為に原料からデザインが一つにつながっているか?」
「ミナペルホネン」というブランドのテキスタイルは
すべてが手書きのスケッチのくりかえしでできているそうです。
何度も描き直して、素材を練り直して、幾度となく打ち合わせをして。
そういうふうにできているのがわかります。
ひとつひとつに物語がある、本当に素敵なテキスタイルだと思います。
ここで一部のテキスタイルが見られます。
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五感にはたらきかけるものに共通していることは
手間ひまがかかっているということかもしれません。
老舗のお店は最初からそうだったわけではありません。
食べる人の方を向き続けていたら、
次第に老舗と呼ばれるようになっていったのだと思います。
「食べる人の方を向いている」
そんなお店のおいしい食べものをこれからも
見つけていけたらいいなあと思っています。
みなさまのおすすめ、もしよかったら教えてください。