どう言うかより何を言うか

 面接の前や、大切なプレゼンの前。仕事がはかどらないとき。
 突破口となる(?かもしれない)おまじないを今日は紹介します。

 どう言うかより何を言うか。

 これは実は、お世話になっている方から教わった言葉なのです。
 わたしが、文章がうまく書けません〜!
 と泣きついたときに
 教えていただいたのです。
 どう言うかというのは、主にテクニック的なこと。
 どううまく、よく見せようか。ということです。
 それよりも、言うことは何か。何を言うのか。言いたいのか。
 内容を重視することのほうが大事。
 このように教えていただきました。

 いろいろ派生させてみましょう。
 わたしは、言葉を味わいたいときに「いいかえ」をしてみます。

 どう見るかより何を見るか。
 どう聞くかより何を聞くか。
 どう読むかより何を読むか。
 どう書くかより何を書くか。
 どう描くかより何を描くか。
 どう知るかより何を知るか。
 どう作るかより何を作るか。
 どう話すかより何を話すか。
 どう教えるかより何を教えるか。
 どう売るかより何を売るか。

 …たくさん「いいかえ」ができますね。

 このように、言葉をさまざまな角度から見てみると
 まわりの目や技術やマニュアルにとらわれていた
 自分に気づくことができました。
 そして、自分が心から必要としていることは

 本当はなんなのかを見つめ直すことができる気がしました。
 それは、目的に向かうための目標の方向がどこに向いているかを
 再確認できるからだと思います。

 もちろん技術を磨くことは大切なことです。
 しかし、目標の方向性を定めることの方が先なのですね。
 この言葉はそういうことを教えてくれていると思います。

 どう言うかより何を言うか。

 みなさまがこれまでに、困ったときの突破口になった言葉には、
 どんな言葉がありましたか?
 みなさまの突破口についてのお話、よかったら聞かせてくださいね。

〜アルタンクニュース86号より抜粋